
今春は、JR発足20周年を記念して、青春18切符が格安で販売されます。
2日間を要しますが、大井川鉄道乗車と寸又峡温泉を企画いたしました。
記
1.日時 平成19年4月4日(水)〜4月5日(木)
2.行程
第1日 (4月4日)
加古川 三宮 米原 大垣 豊橋 浜松 金谷 千頭
6:30 7:01 8:50 9:09 9:43 9:55 11:18 11:27 12:00 12:12 12:50 13:24
14:40 15:20
奥泉 奥泉駅前 寸又峡温泉
15:50 16:10 16:40
第2日 (4月5日)
寸又峡 奥泉 井川 千頭 金谷 浜松 豊橋
8:40 9:10 9:31 10:45 11:03 12:45 12:48 14:02 14:16 14:55 15:08
15:42 15:55
大垣 米原 三宮 加古川
17:16 17:35 18:11 18:21 20:07 20:37
注)
第1日の金谷〜千頭は大井川鉄道本線 千頭〜奥泉は井川線 奥泉〜寸又峡温泉はバス
第2日の奥泉〜井川間の井川線のうち、アプトいちしろ〜長島ダムの間はアプト式鉄道
3.宿泊 寸又峡温泉 ホテルアルプス
〒428−0411 静岡県榛原郡本川根町千頭93−1
TEL 0547−59−3131
4.予算 約 30,000円
青春18きっぷ 1,600×2=3,200 大井川鉄道 金谷→奥泉 2,210
大井川鉄道 奥泉→井川 890 井川→金谷 3,090
バス奥泉・寸又峡温泉往復 1,000 宿泊代 15,000
昼食2回・雑費 4,000
5.その他
1.青春切符の利用は、従来の実績でグループ 編成をする。
2.新快速は前から2両目に乗車する。
3.参加・欠席の連絡を速やかにお願いします。

大井川鉄道井川線のミニ列車 |
以 上
大井川鉄道行き
1) 青春きっぷと大井川鉄道
今春の青春きっぷは20周年を記念し割安の料金で発売された。
折角、安い金額で行けるのならと2枚使って一泊旅行をする事となった。
今迄、青春きっぷを使ってよく東京迄行ったものだが、その都度、金谷駅で隣接した大井川鉄道のプラットフォ−ムを眺め、いつかここで乗り換え大井川鉄道に乗ってみようとかねがね思っていた、今回その願いが叶う事になった。
ただ今回は、都合の悪い人が多く4名のこじんまりとした旅行となったが往復とも殆ど4名向き合っての席が取れ、よく話が出来いつの間にか乗り換えする駅に着いていたと云う感じであった。
2) 東海道本線
朝の新快速は通勤客で満員状態、それでも大阪駅で4名向き合って座る事が出来、今回旅行するメンバ−が揃った。
先月28日にあった川重兵庫工場新総合事務所お披露目の模様をパンフレットと共に説明している内、米原に着いた。
毎回、米原=大垣間約25分間はネック区間で両数も4両と減り、乗り継いで行く乗客も多く。今迄座って行った事はなかった。
駅のトイレ行き少し遅れてプラットフォ−ムに降りるとかなり後方の列になってしまい、石原君だけが辛うじて座れ残り3名は通路に立つていた、石原君が気を利かせて私に席を譲ってくれた。お陰で伊吹山、関ヶ原とゆっくりとした気分で楽しませて貰った。
大垣発の快速は幸い4名向かい合って座席が取れ、旅を楽しめる状況が整った。車窓からは桜シ−ズンたけなわで山々には山桜、川の土手を始め、人家の庭等いたる処に桜が見られ、その桜が丁度咲き誇った満開の時期とあり旅をより一層楽しめさせてくれた。それにしても、桜を好む日本人の国民性の表れが随所に見られた。
乗り継いだ豊橋駅の僅かな時間に缶ビ−ルと駅弁を仕入れ次に乗った車両も4人掛けの座席に座れ、皆で車内での昼食となった。
「金谷駅」の一つ手前の駅「菊川駅」は今春の選抜高校野球大会優勝校「常葉学園菊川」のある駅である。車内から学校の広告は見られたが残念ながら「祝優勝」の横断幕は見当たらなかった。恐らく駅前には掲げられているのだろう。
3) 大井川鉄道(本線)
大井川鉄道の金谷駅はJRと隣接し、プラットフォ−ム片面の小さな終点駅であった。ここで二日間有効の大井川鉄道全線フリ−きっぷを購入、入って来た折り返し発車する電車は京阪電車のお古であったが座席は景色を見やすいようにクロスシ−トになっていた。すれ違った電車には近鉄の特急車、南海電車ありで鉄道マニアには興味のある鉄道である。
車内で偶然乗り合わせ、我々の写真を撮って貰った小学生ぐらいの男の子を連れた若いお母さん、次ぎのすれ違い駅で降り、向こうから来た古い南海電車を親子揃って写真を撮り、そのままその電車に乗り帰って行った。子供にせがまれ鉄道の写真を撮りに来た、何か心の温まる微笑ましい親子を見た思いであった。
途中の駅でSL牽引の急行列車ともすれ違った。
大井川を登って行く沿線にはこの地の風物詩である茶畑と満開に近い桜の木とのコントラストよく春の息吹を感じさせた。
大井川鉄道は本線(金谷〜千頭39.5Km)と中部電力から運営委託している井川線(千頭〜井川25.5Km)を有し、本線は蒸気機関車の動態保存、井川線は日本唯一のアブト式鉄道で有名である。
昭和10年(1935)、電力会社の専用鉄道として運行を開始、昭和34年(1959)旅客営業開始、平成2年(1990)アプトいちしろ〜接岨峡温泉間を新線(アプト式・電化)に変更、愛称「南アルプスあぷとライン」として現在に至っている。
本線の終点「千頭駅」は秘境奥大井への出発点でもあり、ここから森林鉄道の名で親しまれる井川線のミニ列車が出でいる。
金谷駅から各駅停車の上すれ違いの時間もあり一時間強かかって千頭駅に到着した、ミニ列車発車まで40分の待ち時間があり、「SL資料館」を見学して時間を潰した。
4) 大井川鉄道(井川線)
「千頭駅」本線と平行したプラットフォ−ムに停車中の赤と黄色に塗られたミニ列車に乗り込む、この車両はDD20型機関車が推進・牽引する客車列車でトンネルなどの関係で極端に車両限界が小さく軽便鉄道並みの大きさになっていた。
大井川の流れに沿って雄大な渓谷を縫うようにゆっくりと走り、全線の1/3がトンネルと橋梁、また非常にカ−ブが多く走行中軋む音が絶えない。そのため機関車、制御客車は水撒き装置を備えている。
沿線に民家は少なく駅の半数は秘境駅となっていて、途中停まった駅では車掌の説明で4軒の民家しかありませんと云っていた。その民家は土地柄かその周辺に青々とした茶畑があるだけで、四方を林で囲まれた山の中にあった。寸又峡に通ずる「奥泉駅」に降りた、すれ違う列車がありそれを写真に撮り、バス停に、ここ奥泉は古代の弥生住宅跡が見つかったらしく、広場に記念モニュ−メントがあった。
大型バスが山裾の崖ぶちにある一車線の狭い道路を縫うように進み、樹木の枝が擦れ合うスリルある運転の中、時折対向車に出会うと処々にある待避処に後戻りしつつ、奥大井の秘境、南アルプスの深い山々に囲まれ山荘風の立ち並ぶ一角がある大自然が一杯の名湯の誉れ高い「寸又峡温泉」に到着した。
5)寸又峡温泉
停留所の前にある「アルプスホテル」ここが今夜、我々が泊まる宿である。
通された座敷で着替え一服し、つるつるすべすべの美肌をつくる「美女づくりの湯」として有名な秘湯「そうびの湯」に浸かり、寸又峡の大自然に包まれゆったりのんびり、大地の恵みに癒されるなごみのひとときを味わう醍醐味であった。
食事処には会席風の大井川郷土料理が用意され、食前酒とビ−ルで乾杯、山菜・川魚が中心の名物料理を満喫しつつ、好みでビ−ル、日本酒、焼酎と杯を重ね、話題も尽きず話し込んでいると、長居したのか周囲のお客さんも居なくなり慌てて自室に戻った。
戻ってからも飲み残した焼酎・ビ−ルを飲みながら、話に花も咲き楽しい思いの時間であった
6)アプト式鉄道
朝風呂に入り日本食の朝食を済ませ、ホテル玄関で女将に記念写真を撮って貰いバスに乗り込んだ。昨日同様、車に出会うと路線バスが優先か対向車が待避処にバックしつつ「奥泉」に着いた。ここからミニ列車井川線に乗車。大井川の流れに沿って山肌を切り開いた崖っぷちをゆっくりゆっくり登って行った。
「アプトいちしろ駅」に着くと電気機関車(ED90)がミニ列車に実に手際よく連結、右手に長島ダムを見ながら急勾配の坂をゆっくりと昇り「長島ダム」に着いた。ここでも機関車を手際よく切り離し役目を終えた。
このアプト式鉄道は大井川の上流「長島ダム」建設に伴い一部区間が水没する事になり、補償金を受けて湖岸に新線を建設した、途中90.0パ−ミルの急勾配があるため日本では途絶えていたアプト式を採用した。レインボ−ブリッジ・高さ100mの谷間に架かる関の沢鉄橋等渓谷美の中をゴトゴトと登り、途中、雄大な井川ダム(昭和32年完成)を見、南アルプスへの表登山口「井川駅」に到着。ここでは折り返し同じ列車に乗車するため殆ど時間が無く、何処も行かず階段を下りた処の売店を物色する内帰りの発車時間が来た。
7)復路の車中
井川線は以外と時間が掛かり「千頭駅」でお昼を少し回ってしまったが乗り換えに3分しかなく弁当も買えず乗り継いだ。帰りも古い京阪の電車であった、途中昨日と同じように蒸気機関車牽引の急行列車を待避線で待ち「金谷駅」に、遅なりついでに次の「浜松駅」で弁当を買う事にした。
予定通り缶ビ−ルと弁当を仕入れ電車に乗り込んだが、運悪く入って来た電車はロングシ−トでどうも食べ辛い、とうとう「豊橋駅」発の快速で4人掛けのシ−トに座れ、やっと昼食を済ませた。
帰りは順調に4人掛けで座れ、ラッシュ時の「米原駅」では4両増結する車両は、既に満席状態であったが、長浜からの車両に4人掛けで座れれた。
全行程乗り応えのある青春きっぷ2枚使って行けた旅であった。